始めて犬を飼う人のために(おもにフリーダムな犬を飼う場合)
2016年11月22日
今回は、いつも(仕事の備忘録)のではなく、犬のことを書こうと思います。
決してネタ切れとかじゃないですよ(=▽=)
初めて和犬を飼う
私は大人になるまで犬を飼ったことがなく、10年前に初めて家に迎えたのが和犬の雑種です。ぷりんさんと言います。
皆さんご存知の通り一口で犬と言っても、犬種や性別によって性格や習性が異なりますし一緒に生活する上で気をつけたいことも違います。
和犬は、清潔好きでこだわりが強く頑固で忠誠心が強い。というのが一般的見解。
ぷりんさんは生まれてすぐは好き勝手に畑の中を走り回っていたので、自由に遊ぶ楽しさを知っている上に疑り深く慎重で人への忠誠心といったものはあまりなく。
しかもメスなので、周りとは一線引いているような冷たい目を向けられることも多々ありました。(今もあります。笑)
飼い始めた当初は、こちらに従っているように見せておきながら隙を見て逃げ出したり、意に介さないことをされると噛みついたり(まぁ当たり前ですが)文句を言ったり(吠えたり)されました。
もちろんそれらの行動には全て意味があり、私もそれを理解していたので問題はなかったです。
基本的に臆病なので、無差別な攻撃性があるといったこともなかったですし。
人の感覚と犬の感覚
ここで犬を飼う上で知っておきたいことは、犬は犬のルールがあり、人は人のルールがあり、それに縛られているということです。
特に日本人は「察する」能力を高く評価し、同じ思考の元で生活すること(集団行動)を重視するので、必要以上に説明をしません。
なんとなく伝わる、ワビサビ義理人情、言わなくても空気読む的な文化は美徳かもしれませんが、犬には意味不明でしかないのです。
もちろん、犬も空気は読みます。
ただそれは、「あの人、美味しいもの持っているから近くに行ってもらちゃおう」「今怒ってるみたいだから近づかないでおこう」といった、自己中心的な行動が多いような気がします。
ペットとはいえ、犬の感情は直線的で動物的。理性のある人とは違うのではないでしょうか・・・
それを理解されないということは、犬にとってもストレスになるかもしれません。
人は人の世界観で生きている
というわけで何が言いたいかというと、犬を飼うのなら人の世界観で犬を見てはいけない、ということです。
言葉も行動も感覚も何もかも違う生き物同士が一緒に生活するのだということを頭に入れておいて、その上で人と暮らす上のルールを犬に教えなければならない。。。
それは海外の方に日本のルールを教えるのとは違います。宇宙人に日本人のルールを教えるレベルだと感じました。(想像でしかないけれど。笑)
ぷりんさんは頭が良いので、人的にいう「犬の問題行動」をさせないどうしたらいいか一緒に検証しているうちに、こちらの言わんとしていることを理解してくれました。
家に迎える犬に人の言うことを聞かせたいというのなら、まずは人がその犬のことを理解しなければなりません。
理解しているという態度をとることで、犬も人のことを見て理解しようとしてくれます。それで人と犬との信頼関係が築けるのではないでしょうか。
「しつけ」はその後、その犬に理解できるよう説明し、人もそれを一貫し、お互いのルールを守っていくことが必要かと思います。
と、偉そうなことを書いてきましたが、ペットショップから犬を迎える場合はまた違いますよね。
初めて犬を飼う場合は、人に可愛がられた記憶のある犬を迎えたほうがもちろん楽です。人との生活を学ばせるという前段階がないですし。
てか、私みたいに、いきなり野生的な犬を飼うなんて無謀な人もいないでしょうが。(笑)
もちろん、ぷりんさんとはとても良好な関係を築いていますよ。
また、お遊びアジリティしたいなぁ。